今は旧き辺獄の底
―プレテリトゥス・リンブス・ヴォラーゴ―
作画監督:高野晃久・松浦 力・出野喜則・前田義宏・村山公輔・保村 成
ムーンセルが作りだした霊子虚構世界“SE.RA.PH”。
その世界で退屈な学生生活をおくる岸浪ハクノは、日常の風景に何故か「憎しみ」を感じていた。
突如学園の崩壊が始まり、余剰生命体のパージが始まる。
友人であったはずのシンジに裏切られ、傷を負いながらも何とか生き残ろうと足掻くが、
“辺獄”と呼ばれる焼却炉の底に落ちてしまう。
そこでハクノが見たものは、赤く煌めく一振りの剣だった。
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NO.001
焼却炉
辺獄の薔薇園。立ち入った生徒の半数は意味消失からの自殺に陥っている。
廃棄物として捨てられたものの跡地。
良くないもの、悪夢を見る場所として知られる。
構造帯そのものが破損しているためSE.RA.PHの清浄機能が働いておらず、ここに訪れた者は三層のレイヤーを同時に視る。
一つは元々用意された土台。廃墟。
一つは予選参加者全員に見せていた共通幻想。学園。
そして一つは来訪者が持ち込んだ原風景。トラウマ。 -
NO.002
西欧財閥
レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイを筆頭とした経済団体。
EXTRA世界における地上の王。
西暦2030年、レオナルドは聖杯を手に入れるべく月の聖杯戦争に参加した。 -
NO.003
アンジェリカケージ
七つの海の底に君臨する熾天の檻。
月の中枢に位置し、外部からの知的生命体がムーンセルにアクセスする為の到達点とされる。 -
NO.004
NPC
聖杯戦争を円滑に進めるために作られた仮想生命。
それぞれに決められた役割があり、逸脱することはできないが独自の思考、人格が備わっている。
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