WORLD/WORD

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  • NO.001

    熾天の檻

    事象選択樹アンジェリカ・ケージ。
    並行世界の運営まで観測・予測するムーンセルの心臓部。
    並行世界りの在り方は巨大な樹を思わせる構造であり、
    ある救世者が悟りを開いたのも菩提樹の木の下だったという。
    空中に浮かぶ立方体こそがムーンセル中枢であり、
    聖杯と呼ばれるもの。
    本来なら聖杯戦争に勝利したマスターは
    無条件で中枢に誘導されるが、
    トワイス・ピースマンによって中枢は閉ざされている。

  • NO.002

    天輪聖王

    チャクラ・ヴァルティン。
    トワイスのサーヴァント、セイヴァーの宝具。
    セイヴァーは既にこの宇宙から立ち去ったが、
    その宝具は今もトワイスの指示通りに活動している。
    大輪と小輪とに分かれており、
    大輪はSE.RA.PHを囲み、
    破壊しようとしている直径70kmのリング。
    小輪は熾天の檻だけを囲む直径7㎞のリング。
    小輪はトワイスとムーンセル中枢への到達を阻む迎撃宝具であり、
    武の王・転輪聖王が持つとされる七つの具足を模した
    バンカーバスターを有する

  • NO.003

    マスター

    聖杯戦争のマスター。
    サーヴァントと運命共同体であり、
    彼らの力をもってその願いを叶えんとするもの。
    生存競争は醜く、残酷で、憎しみを生み続ける。
    その中でまだ前に進むものたちだけが勝ち残り、
    己の責任を全うしようとあがき続けた。
    その輝きは1000年前に失われ、
    また、この1000年で完全に消え去った。
    もう聖杯戦争が行われる事はなく、
    それらはすべて過去の遺物である。

    ……だから、それは最後の残響。
    聖杯戦争に贈られる名も無い喝采。
    辺獄から第7階層までの戦いの末、
    “誰でもない誰か”として誕生した命は
    ひとりの人間マスターとして、
    己が願いを獲得した。